永遠少年症候群

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    yummy!!

     yumyumの話はしましたかね……。してないか……。

     私がyumyumと出会ったのは、数年前。大学生の頃でした。
     貧乏学生だった私は、自転車でどこまでも行く子でした。そして、家から少し離れた地域ブランドの業務用スーパーのヘビーユーザーでもありました。
     そのスーパー(緑文字の看板のズバリ店名そのものの業務スーパーじゃありませんよ)では、茹でている途中に麺が何層かに分かれてしまううどんが1玉20円(たまにセールで10円)で売ってるような感じでした。
     そこで、私が毎度買っていたのが、「タイのインスタント麺」。「yumyum」でした。5袋入りで198円。クリアスープとミルキースープがある。
     別にめちゃくちゃ美味しいわけではない。
     でも、変な薬品でも入ってるのかというくらい、何度も食べたくなる。麺を食べた後ご飯入れちゃう。麺を二つ入れて作って余ったスープで炊き込みご飯作っちゃう。
     私とyumyumの関係は、卒業までズルズルと続きました。インスタント麺だけに。

     そうして、yumyumにドンハマりしたまま大学を卒業し、地元に帰りました。
     例の業務用スーパーは地域ブランドのため、私の地元にはありません。
     私とyumyumの関係は終わったかのように思いました。

     KALDIで再び出会うまでは。
     KALDIでyumyumを買い占める日々に変わりました。5袋入りで398円。高くなっとる。

     そして、私とyumyumは、ちょうど日清製粉がカップヌードルのトムヤムクン味をリリースし、一時生産が追い付かないほどになったころ、再び引き裂かれました。

     保存料が基準値以上入っていたことによる輸入禁止です。
     Amazonでは、保存料の基準が日本よりもゆるいアメリカからの密輸入したものが5袋入り800円ほどで売っていました。

     しかし、さすがに密輸入に手を出すことは控えました。
     トムヤムクン味の春雨やワンタン、カップヌードルのトムヤムクン味で我慢してきました。
     あの味を求めながら、めちゃくちゃ美味しいカップヌードルのトムヤムクン味をアホみたいに食べました。

     そして、あの悲しみの日から、おそらくほぼ2年。
     母が買い物からうきうきで帰ってきました。
     そして言いました。「これ、なーんだ」と。

     母の手の中で輝くオレンジ色のパッケージ。謎の女の目のイラストが描かれている、パッケージ。
     まさしくyumyumでした。

     そして、yumyumを数年ぶりに食べました。
     美味しかった。
     何か変な薬品が入っているのかというくらい、もう一度食べたい。

     そして悟りました。
     yumyum、そこまで正確にトムヤムクン味を再現できてない。カップヌードルのトムヤムクン味の方がたぶん再現性高い。
     でも、まぁ。美味しければいいのだ!
     yummy!! yumyum!!