永遠少年症候群

永遠少年症候群

これから

 とても悲しいことがあった。
 小さな街全体が悲しみに包まれて、4日経った今日もまだどんよりとした空気だ。

 私は友達の恋人、一緒に仕事をする人の弟、もしくは友達のいとこという細い糸のようなつながりがいくつかあった。
 恋人である友達とは最近一緒にサーフィンをしたりボランティアをしたりと仲良くしていて、彼とはお互いに、彼女がいつもお世話になってますなんて話していた。
 またねって手を振ったばかりだ。
 友達を通して、これから彼とももっと仲良くなれるのではないかと思っていた。
 けれどもうそんな日は来ない。
 これから。なんてものは存在しなくなってしまった。
 こういう後悔が積み重なって、仲良くしていたわけでもないのに、涙が出てきた。
 一緒に何かしたわけでもないけれど、人間として好きだったんだなって思った。だって、そこにいるだけでみんな笑顔になれるような人だった。

 こんな後悔をしなくていいように、「これから仲良くなろう」なんてやめて「今話しかけよう」ってしなきゃ。
 私より悲しい人がいるのだから、まずは、私より悲しい人を支えられるように、周りから立ち直っていかなきゃいけない。
 だから今日まで、故人を偲んで泣きたい。